株式会社 小池組 「ふるさと納税」制度活用インタビュー(後編)

前編では、小池組がどの様にして、今後を見据えているのか、その行動原動力等をお聞かせ頂きました。後編では、具体的に、どの様な行動を起こし、どの様なサービスを展開しているのかをお伺いしております。

小池社長のアイディアは、流石の一言です。

 

―さて、新発田市では、この様な取り組みが認められての返礼品採用ですが、他の市、他県で、もし同じように認可に取り組む際の、アプローチ方法、ヒントなどあれば、お教え頂けますでしょうか。

これまでの公共工事などにより、恐らく、市町村にお知り合いのご担当者が皆さんいらっしゃるかと思います。

その方に、お会いしてアピールすることが出来ればいいのでしょうが、昨今、様々な制約が多いこともあると思いますが、当社が行った流れは、以下の通りです。

 

①:当社の行っているサービスを認知させる(新聞・TVなどの掲載・出演、広報誌などへの広告)

②:ふるさと納税に対する市町村の考え方の把握(担当部署との会合、面談など)

③:物品返礼との違いをアピール(サービスを実施した際の行政のメリットを丁寧に説明)

④:粘り強いアピール

 

―熱意。ですね。ですが、公共工事が多くあるにも関わらず、民間事業への導入を決められた理由、背景、目的はなんでしょうか?

 

当社は、1916年創業、既に100年を超えた企業です。今までは、当県、近隣市町村の公共事業が数多くあり、公共事業のみでも経営していくことが可能でした。ですが、公共予算の削減、継続事業の終了等で、もはや公共事業たのみで経営していくことが、危ぶまれる状態になることが予想されております。当社では、まだ余力があるうちに、あらたな戦略を打ち出すこととし、これからは、民間事業等へのシフトチェンジを行い、リピーターを増やし、民間の皆様が求めるものをリサーチしながら、経営の安定化を図っていきたいと考えております。

 

―なるほど、これまで培った経験値を、公共のみならず、民間との間にも適応させていこうという試みですね。具体的なサービスとしては、現在、既にあるのでしょうか?

 

当社の民間向けサービスとしては、

『ふるさと見張り番』

『新潟自然度土舗装』

『きれいにしょで』 の3つのサービスを行っております。

その他に、3年前から近隣市町村の工務店とコラボレーションし、建物の外構工事やカーポートの設置等を行っております。また、大手(一部上場企業)の下請けとしても仕事を行っております。

―同時に様々なサービスの対象が異なる事業を行っているとのことですが、対応が大変だったのではないでしょうか?相手が異なると、求められるものも違ってきますでしょう?

大変だった…のは、窓口、営業方法が違う点でした(笑)民間は契約するまでに、幾度となく打ち合わせを行い、日数が多くかかる割には、契約金額が低いことがあったり(笑)ですが、リピーターとして、再度お声をかけて頂ける事が期待できるので、慎重に丁寧新設に対応を心がけています。

 

―今後の建設業界について、ご意見をお願いできますでしょうか

 

現在、オリンピック需要で、首都圏は活発だとは思いますが、地方としては、予算の削減、従業員の高齢化、若手人材の確保、他の産業の設備投資意欲が弱い等の理由から、首都圏と地方との二極化が顕著になってくると思っています。

 

―最後に、「どけんやナビ」についてお聞かせ下さい

 

当初入会時には、加入している企業も全国にあり、新たな事業ヒントも得られたことが最大のメリットでした。今後も参加企業が増え、他の企業の展開について情報収集できるようになることを期待しています。

世代交代が進んでいる昨今、将来を担う経営者の考え方や、これからの事業展開について、活発な議論をしたいと考えております。

 

―本日は、ありがとうございました。

—————————————————————————————————————-

<編集後記>

これからの建設業界を憂うだけではなく、新しい試みを見出す熱意、思いをひしひしと感じました。

 

●ふるさとチョイス 「ふるさと見張り番」

https://www.city.shibata.niigata.jp/view.rbz?nd=1226&ik=1&pnp=1580&pnp=36&pnp=1226&cd=22638 (新潟県新発田市HPより)

●小池組 HP

http://koike-net.com/mihariban/ (ふるさと見張り番ページ)

通常のふるさと見張り番( 小池組作成チラシ)

PDF資料:     通常 ふるさと見張り番

PDF資料: 通常 ふるさと見張り番 内容

—————————————————————————————————————-

どけんやナビでは、現在、一緒に建設業界の知恵袋になってくださる建設会社さんを募集しております。情報交換をして、各地で踏ん張る建設会社の知恵袋として交流の場を提供しています。また、貴社の広報場所としても活用下さい。

新たなヒントを得て、新事業に挑戦し、100年先も地元から求められる建設会社になれるお手伝いを目指しています!

どけんやナビ事務局/ 田中

アーカイブ

カテゴリー