-ニーズをとらえたっ!?除雪事業案-
今冬の大雪は、除雪というものに、かなりの注目が集まり、ここ数か月、Twiiterを中心に日々、「除雪」「除雪車」をキーワードに注目した結果、以下の要望、課題などが多かったものです。
1) 除雪車の音、振動が気になる
2) 除雪後の歩道への除雪が大変
3) 基幹道路以外の除雪も希望
1)について、メーカー対応の為、除雪車運用側には対策は困難ですが、要望として、メーカーに伝えることは可能と考えています。
2), 3)について、ここを解決することで新ビジネスに繋がらないかと、今回思い立ちました。
除雪作業は、自治体からの要請によりオペレートしている為、予算組みや出動は企業主導が難しく、事業として成り立たたせるには、既に様々な課題も多い事業となっているため、上記の住民要望も組み込むまでには、至っていないのが現状です。
また、積雪は、年により異なるため、柔軟な対応が求められますが、現状の運用システムでは難しく、そこを補う為、”除雪作業ボランティア”などを活用される自治体も見受けられます。
そこで、
小型除雪車を運用出来ないか?
その可能性について、考えてみました。
除雪車が通ったあとの歩道、家の前に除雪された雪が残され、それを住民が取り除く。これまでは、そこは住民の範疇として相互の助け合いでまかなわれていましたが、その作業を小型除雪機、補助除雪運転手を活用するということで解決できないでしょうか?
●小型除雪機を購入すると補助金が支給されたり、貸出や燃料費を補助する自治体 (どけんやナビ調べ、一部抜粋)
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北海道札幌市 http://www.city.sapporo.jp/kensetsu/yuki/jigyou/yuushi_etc.html
帯広市 http://www.city.obihiro.hokkaido.jp/toshikensetsubu/douroijika/a140201.html
秋田県横手市 http://www.city.yokote.lg.jp/kensetsukanri/page100380.html
山形県酒田市 http://www.city.sakata.lg.jp/jyorei/act/frame/frame110000649.htm
尾花沢市 http://www.city.obanazawa.yamagata.jp/4768.html
新庄市 https://www.city.shinjo.yamagata.jp/s012/020/050/20160212134906.html(貸出)
福島県会津若松市 http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2013010400027/
三条市 http://www.city.sanjo.niigata.jp/doboku/page00008.html
妙高市 http://www.city.myoko.niigata.jp/hojyokin/650.html
長岡市 http://www.city.nagaoka.niigata.jp/bosyu/cyonaikai-jyosetsu.html(燃料費)
燕市http://www.city.tsubame.niigata.jp/reiki/reiki_honbun/r353RG00000901.html
長野県佐久市 https://www.city.saku.nagano.jp/kurashi/anzen_doro_kasen/doro/josetsuki_hojokin.html
茅野市 http://www.city.chino.lg.jp/www/sp/contents/1374562029345/index.html
上田市 http://www.city.ueda.nagano.jp/doboku/sangyo/toshi/gairo/josetsu/index.html
小諸市 http://www1.g-reiki.net/komoro/reiki_honbun/e709RG00000722.html
石川県鳳珠郡能登町 http://www.town.noto.lg.jp/www/info/detail.jsp?common_id=9975
富山県滑川市 https://www.city.namerikawa.toyama.jp/soshiki/16/3/3/626.html
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このアイディアを始めるための経費項目としては、以下が考えられます。
・小型除雪車
・軽自動車税
・作業者給与
・燃料代
・保険費用
・その他 等
そして、次にどのようにしたら事業として成り立つのか?
★除雪を行っている自治体、委託作業をしている会社にとって、地域からの更なる要望を解決する姿勢を表せることで、「除雪」への理解を深めてもらう。地域貢献や広報的な面も期待したい。
★メリットとして、「地域にねざす頼れる建設会社」を周知することで、建設会社を地域に必要不可欠であり、困難な事(土地・家屋、道路等)が発生した場合、一番に思い出してもらうまでいけたらと、私は考えています。
但し、これらをボランティアで行うのは、際限のない依頼をこなす可能性も発生してくるので、ここは、ボランティアではなく、事業として成り立たせたいとも思っています。
●役割分担など
・小型除雪車を町内で購入する。→地域住民・依頼企業
・町内で購入した小型除雪機のメインテナンス・保管→建設会社
・居住前部分の除雪→建設会社
・中心部よりは、お年寄りの多い地域から始める。
・作業者:副業として(アルバイト)として作業可能な人を雇用
(例)子供が学校行っている間の主婦の方
短期アルバイト希望学生の方
リタイアされた方
自営業で、冬季お手隙の方 等
<建設労働者確保育成助成金のご案内 厚生労働省資料>/※助成対象となる可能性もあるようです P33参照
●お金の流れ(イメージ)
① 町内→建設会社→作業者 町内の方々から、直接依頼されて作業する単発依頼型
機器メインテナンス、保管料
作業代(人件費:作業者給与+保険料等、燃料代:実費)
※住民道路に関しては町内から依頼を受けて作業を行う。
※高齢者住宅が多い地域では、自治体に負担してもらうことも交渉可能でしょうか?
但し、こちらは、ふるさと見張り番と重なる点もあるので、もう一工夫が必要にも思います。
② 企業→建設会社→作業者 企業などから、期間依頼され作業するシーズン依頼型
機器メインテナンス、保管料
作業代(人件費:作業者給与+保険料等、燃料代:実費)
※スーパーや企業、保育園等の前に関して別途依頼を受けて作業を行う。
「朝会社に来てからの会社前雪かきがなくなり、本来の事業に注力できるようになります。」
等の営業をかける事も可能ではないでしょうか。
また、企業が周辺住民への社会貢献として、このサービスに興味をもってもらえる可能性があるかもしれません。
また、その際には、企業名の入ったジャンパー等を着て作業することで、企業のイメージアップを図れるという提案をしても良いかもしれません。
以前、TVで朝、会社周辺から数ブロック先まで、掃き掃除やゴミ拾いを行う企業が紹介されていました。
地元密着型企業として、地域の住民から親近感、信頼を得ることが得たというものがありました。
地域住民の幸せ=企業のイメージアップ=建設会社のビジネス拡大
3者にとってメリットがあると思われる小型除雪機企画、皆さんはどのように思われますか?
このタネを育てられるのか、難しいことなのか私も一緒に調べ続けたいと思います。
どけんやナビ事務局/田中